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ある教師の世界一長~い一日。

こんにちは。

とってもお久しぶりのもずくです。

このところ、パソコンを開くのもままならないほど、多忙&疲労…

そして死亡 (;´д`)<萎ェェェ↓

…というのも、先週は、生徒指導山盛りウィークとなりまして。

それも、我々業界で言うところの、

同時多発テロ!

いや~、久しぶりに、忙しかったですわ。

もずくねえさんの長~い長~い一日。

興味の無い方も多いと存じますが、魂の抜けきった後のけだるさの中で、まったりと一人語りさせてください。



その日は、朝から3名の欠席者がおり、電話連絡がひっきりなしにもずくの元にかかってきておりました。

ギリギリ出勤のもずくですから、朝からすでにてんてこ舞い…

欠席連絡とか、電話に出た誰かに適当に伝えてくれたら良いと思うんですが、電話口まで担任を呼び出して、話したがるのは何でなんでしょう???

時あたかも合唱コンクールの練習のさなかです。朝練習が午前7時45分から行われており、そちらにも行かなければなりません。

30分間の朝練習を終えてようやく職員室に戻ったのが午前8時15分。職員朝会は午前8時20分からですから、あと5分間で一日の準備をしなければなりません。

と、そのとき。

学年主任から一枚の紙切れが…

見ると、「生徒指導関係㊙文書」

出た出た。なんか、あったようです。

「1組で、いじめ事件発生。関係者14名。本日放課後に、聞き取り調査を行う。1組の教科担任を中心に一人2名程度の聞き取りを担当お願いします。」

ひ~ヤバい。

残念ながら、1組の教科担です。これは、放課後、長くなりそうな予感。

職朝を終え、教室に上がると、女子生徒S子が泣いています。

何じゃこりゃ?

私が職員室に降りて、目を離したほんの10分ほどの間に、どうやら、男子生徒Yに嫌なことを言われた模様…

そんなん、ほっときゃ良いじゃん、と思うのは大人の考え方。

子ともにとっては、死ぬほど辛いんです。

事情を聞く。

「Y君が…合唱の時、私の口があまり開いてないって言うんですうううううう~~!!(爆泣)」

え、ちょっと待って、事実じゃん!!

事実指摘されて泣くの、ホント止めてほしい。

まあまあとなだめて、

「大丈夫、あなたが一生懸命歌ってるの、先生知ってるから。」

…と、心にもない嘘をつき、席に着かせる。

にしてもなんとなく、学級の雰囲気がおかしい。

全員黙って座っていても、担任には野生の勘がある。

これは多分、

「嫌なことを言ったYに対抗するS子派の女子と、S子の練習態度を常日頃からよく思っていないY派との確執」

と読んだもずく。

ため息が出るほどめんどくさい気分で朝会を始める。

休み時間を使って、いろんな生徒を捕まえ、事情聴取。

休み時間は10分間ですから、その間に話を聞ける生徒はせいぜい2人。自分に授業があったり、生徒が移動教室だったりすると、一人聞くのがやっとのこともあり、たっぷり午前中全ての休憩を事情聴取に費やす。

やはり、狙い通りの展開。

時間は短いが、昼休憩に当事者S子とYを合わせ、事実確認をし、関係修復の生徒指導をせねばならない。

なにしろ、放課後は使えないのである。

いじめの生徒指導…それだけで本日は8時になることが決まった。

学級のちいさないざこざは今、処理するしかないのである。


10分間で超特急の謝罪の会を終えて、次の授業に行く。

「先生、もずく先生!!」

生徒Aの声。なになに?

「さっき、昼休憩に、隣のクラスの生徒がうちのクラスに入って、黒板に落書きしました!」
 
生徒Bも言う。

「さっき、廊下を歩いていたら、3組の生徒にバレーボールをぶつけられました。」

は?バレーボール?

教室にバレーボールはないので、いろんな意味で聞き取りの必要そうな案件 持ち込んで来やがった。

放課後に…しまった、放課後は使えぬ。

これは5,6時間目の間の休憩に聞き取りをして掃除時間に指導するしかなさそうである。

ほんの1分で関係クラスの担任にこの話を伝えると授業に出向く。

すでに授業には3分ほど遅刻している。

生徒にあれほど、時間を守れと口うるさく言っておきながら、私は全く時間を守れない。

「そんなことじゃ、大人になった時困るぞ!!」

説得力の無い説教を、生徒が守っているのが不思議になるくらいである。

掃除時間のダブル生徒指導。

一つは落書き、一つはバレーボールぶつけ事件。

放課後は、例のいじめ案件である。

生徒を前触れも前置きも一切なしで、一部屋に入れる。

教員が一人付き、口裏合わせをさせないように見張っておく。

そこから一人ずつ抜いて、話を聞くのである。

聞き終わったら戻す。

集約係の学年主任に報告。

次の生徒の話を聞く。

学年主任に報告。

不幸なことに、他の生徒と話が合わない。

これが一番困る。

だって、誰が嘘をついているか、分からないから。

こういうときどうするかって?

一から聞き直すんです!!

なかなか話が合わず、結局全部合わせるまでに、7時までかかる。

学年主任が全体指導して被害者に謝罪して7時半。

その後、保護者召喚。

保護者が来るのを待つ。

加害者の保護者も被害者の保護者も呼ぶものだから、双方が出会わないよう、細心の注意を払って電話をかける。

まずは被害者の保護者をお迎えして、学校として事実説明と謝罪。

生徒を引き取ってお帰り頂く。

その後、加害者をグループ分けし、加害のレベルの低いものから召喚。

生徒に話を聞いた担当教師が保護者にも責任を持って説明・指導することになり、二人ほど保護者対応する。

ようやくそんなこんなが済んだ頃。

今朝のS子保護者から電話。

どうやら、今朝の件、保護者として納得がいかなかったらしく、学校に話をしに行きたいという。

お母さん…もう8時半ですぜ…明日にしましょうや…と言いたかったが、お越しになるそうだ。

来てみてびっくり、母親、父親、祖母に祖父。

そんなにたくさんで来るんなら、電話で言ってほしい。

こんな日で良かった。

たまたま、教員がたくさん残っているから、こちらも頭数揃えて、さっきまで保護者説明に使っていた校長室で引き続き、別件に突入。

…にしても。

いくら聞いても、納得できないことに納得できない教員団。

口が開いていない事実。
いい加減にやっている事実。
まっすぐ立てない事実。

それらの事実をすべて飛び越えて、なにゆえ、「うちの子が傷ついた」と言えるのか、いつも、不思議に思う。

そもそも、今朝の一件は、双方ともにすんなり納得したはずなのに。

保護者の方々に、事実関係と指導の内容を説明する。

そのうえで、「S子さんはなんと言っていますか?」と確認。

保護者達言う。

「いや、まだ塾から帰ってないから。」

イヤ、マダジュクカラカエッテナイカラ???


出た出た。

ほら、出た。

ちゃんと聞かずに、見切り発車で学校に難癖付けに来るんです。

何なんだろう、この感覚…。

不思議と安堵。

昼の指導が入ってないのではなく、保護者の妄想でこの話し合いが行われていることにほっとする感じ。

「お母さん、家に帰ってきたS子さんから、話聞いてからにしましょうよ。」学年主任の鶴の一声で解散。

時刻は9時。次の日の準備も何も出来ていないのに、生徒指導に明け暮れてこんな時間。今日は学年団全員残っている。

そうだ、欠席連絡していないわ…今日に限って珍しく3人も休んでいる。

一軒目に連絡すると、時間割はすでに他の生徒に連絡して聞いたという。

ああそうですか、お大事に…と電話を切ろうとすると、保護者一言。

「あのう~、明日ある英語の小テストの事前学習プリント、今日もらったって聞いたんですけど…」

ひいいいいいい!!!!

プリントを、近くの生徒に持って帰ってもらうの、忘れたああああ!!!

普段なら、別に次の日でも良いけど、

そんな大切なプリントがあるなんて、知らなかった!!!!

息をのむ学年団一同。電話のそばで、両手を合わせる英語の教師。

「…ワカリマシタ…。イマカラオモチシマス…。」

予想外の家庭訪問を3件ぶっ込んで、10時半に一日が終了。

どうですか。

これでも教師は気楽な稼業でしょうか…












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懇談会が終わりました。

こんにちは。

懇談会がようやく終了したもずくです。

懇談会を乗り切る方法を、保護者目線で書かせて頂いた記事

「懇談会で結果を出す」方法。

今日は、懇談会での保護者とのやりとりの中で、印象的だったものをピックアップしてお送りします。


私語の止められない生徒の親とのケース

いるんです。

とにかく、病的に私語の止められない子供って。

多分、集中力の欠如とか、学習の理解度の欠如とか、いろいろ理由があるんだと思いますけど。

ほとんど、「止まると死んじゃうマグロ」とおんなじ原理で話し続ける生徒。

こういう子供の親に「私語が止められませんよ。」「お子さんは病的ですよ。」

と、伝えたい場合の方法。

いつも上手くいくとは限りませんが、私がよく取るのは、

①授業の中で、一番私語をしてしまう科目の成績に着目する。
②観点別評価の中で、Cがついているものを探す。(たいてい、Cがあるものです。)
③なぜ、Cがついたと思うかを生徒に分析させる。
④ほとんどの場合、反射的に「私語をしてたから。」と答える。
⑤どのくらいしてたかな?Cがつくということはずいぶん聞いてなかったのかな?と優しく問う。
⑥生徒がうなずく。
⑦保護者に、「ね?どの授業もこんな感じなので、学力がつかないんですよ。」と言ってあげる。

このパターンが多いですね。

私語を止められないってコトを伝えてあげても、保護者にそれを止めるすべはありませんから、気の毒といえば気の毒な話なんですけど。


いつもおちゃらけている生徒の親とのケース

こういうタイプの生徒、教師目線で言うと、結構いらっとするんですよ。

自分のことはちゃっかり出来る。成績も良く、発言力もある。

なのに授業中、他の生徒がまだ課題に取り組んでいるのに、答えをわざと口走ったりする。

ふざけて、授業中にあくびをする真似をしたり、教師の口まねをしたり、教師の言葉尻を捉えて揚げ足を取ったりする。

ほんと、めんどくさいと言うより、嫌い。

そんな気分にさせるやつがいます。

こういう生徒の態度を懇談で保護者に説明するのは至難の業です。

なにしろ、成績が良いんですから。

保護者は、成績が良いと、すぐに満足して、後に続く言葉を聞こうとしません。

ていうか、後に続く言葉が「私語が多い。」でも、「提出物がいい加減。」でも、馬耳東風です。

保護者がいかに成績重視かが分かる瞬間です。

しかし、こいつの保護者には、なんとかしてこいつの悪行を伝えたい…

こういう場合。

①立派なお坊ちゃんだと褒める。(親、気持ちいい)
②発言力の高さや成績の良さを、具体例を挙げながら真剣に褒める。(親、気持ちいい)
③しかし最近こんな様子がある、と気になる行動をオブラートに包まず、全部ぶっ込む。(親、驚く)
④今のままでは「勿体ない」と言ってあげる。(親、納得する)

「勿体ない」という言葉は、悪行の数々を並べて、こちらが憂さを晴らしたあとの殺し文句です。

この言葉で、とりあえず、いろいろとチャラに出来ますから、とても便利♪。

言われたことがある!という保護者さん、要注意ですよ(笑)


プリントの整理整頓が出来ない生徒の親とのケース

渡したプリントをすぐになくしてしまう生徒がいます。

そういう生徒の身の回りって、すごく散らかっています。

うちの学校は生徒一人に一つずつ、小さなロッカーが割り当てられているのですが、そのロッカーの中がもう、ぐちゃぐちゃ。

扉のない、タダの仕切り棚ですから、懇談会の前には、見栄えが悪くないよう、整理させるのですが、生徒のことですから、どの子もたいてい いい加減。

ということで、結局、私が整理し直すのですが。

この、ぐちゃぐちゃ君のロッカーだけは、整理しない。

他の保護者さんがいらっしゃるときには、布をかけておいて見えないようにしておくんですね。

そして、実際の様子を、お母さんに見てもらうんです。

お母さんは、たいてい驚かれますし、ここまでひどいとは…と絶句される場合も。

お母さんに知って頂いたからと言って、お母さんが片付けに来ることが出来るわけではないですけど。

ぐちゃぐちゃのロッカーのプリントの山の中から、

「修学旅行の積み立て金に関する申込書」

が出てきたときには、頭から湯気が出るくらい、怒ってましたね(笑)

大事なプリントが何かすら見分けられないって、もう、生存の危機レベルです。

保護者様にも危機感をもっていただかなければ。


今回は、成績をお渡しする懇談会ですから、そんなに大きな事件は起きません(笑)

懇談会で危険なのは、夏休み前とか、冬休み前のような、

成績は渡さないけど、来て頂く場合

が多いんですよね。

15分間の中で、保護者の抱えている不平や不満の出やすいタイミングなんだと思います。

その点、前期終了時の懇談は、こちらにも切り札があります。

通知表の前では、誰も、何も、文句が言えません。

水戸黄門の印籠のような、効果絶大の通知表。

本当の人間の価値は、全く測れないものにもかかわらず、振り回されている保護者さん、多いです。








気になるCMがある。

こんにちは。

最近、こんなCM、あるじゃないですか。



このコマーシャル見ると、すんごく複雑な気持ちになるんですよ。

缶コーヒーのBOSSのCM。

私自身は、缶コーヒーは飲みませんから、普段なら華麗にスルーのはずなんですが。

どうも気になる。

10年後には、今ある仕事の約半分くらいはなくなると言われていますね。

BOSSのCM見ても、すでにその波は押し寄せているらしく、働き方がどんどん変わっていく様子に、ついて行けない自分がいる。

それって、私がおばさんなせいなのか…グローバルマインドの欠如によるものなのか…それとも、「学校」なんて場所で働いているせいなのか。

なんだかよくわかんないんですが、少なくとも、このCMで謳われているような働き方は、絶対に絶対に、学校には訪れないと思う。



これを読んでくださっている方。みなさん中学校を卒業しているはずですよね。

自分たちの中学校の頃…覚えていますか?

その頃の中学と現代の中学。

何が違うと思いますか?






答え。

何も違わない。

もうね~~~~、これに尽きますよ。

あたしゃ感心します。

私が中学生だった三十数年前と、現在の中学校の三年間の流れや行事。

な~んも変わらない。

入学式があって、新入生歓迎会があって、生徒会紹介があって、野外活動があって、定期テストがあって、懇談会があって、体育祭があって、文化祭や合唱祭があって、生徒会役員選挙があって、修学旅行があって、入試があって、そして卒業式がある。

ちょこちょこリニューアルされたり、無くなった行事や代わりに入った行事なんてぇのもないわけじゃないんですけど、基本、変わらない。

学習内容については、学習指導要領の改訂の度に変化しますし、それに伴って教科書の内容も変わりはします。

しかし、根本的に、教える人間が変わらない限り、そんなに変わりゃしません。

どれだけ指導要領が変わろうとも、それを扱う教師の方が、

新学習指導要領非対応

の場合が多いですからね。

今、学校では、平成33年度から導入される新学習指導要領を見据えて、「アクティブラーニング」という言葉が現場のキーワードになってきています。

アクティブラーニング?

なんだそれ?

人というものは、誰かから受動的に教えられるよりも、自ら能動的に探求した課題の方がより深く強く学習することが出来るという。

いやいや、そりゃそうだろ?

何で今更?的なことを、「あくてぃぶらーにんぐ」という言葉に変えて、現場に持ち込む。

誰だ、指導要領考えてる奴は。

いつも思う。

その、課題探求・解決型の自発的で能動的な学習が良いに越したことないのは誰だって解ってる。

でもね。

そこに至るまでに必要な基本的な学力が、今の子供には決定的に欠けていると言う事実。

これについてはなぜ、学習指導要領には書いてないのだろうか?

現場では、日々、中学生になったにもかかわらず、小四で習った漢字すら怪しい人たちに、漢字の書き取り練習をさせている。

現場では、日々、中学生になったにもかかわらず、かけ算の怪しい人たちに、割り算の意味を教えている。

アクティブもクソもないわけですよ。

だから、中学校は、今も昔も変わらない。

ハードの部分もソフトの部分も、そんなにすぐには変われないわけです。

むしろ、変わったと言えるのは、まるで変わらないハード(校舎)やソフト(行事や学習方法)で学ぶ、子供の方です。

子供は変わった。確実に。

昔より、格段に個人主義的になり、集団に価値を見いださない。

休み時間になるとさっさと気の合う友人のところに行ってしまい、自分のクラスの生徒とは、言葉すら交わさない子供が多い。

班を組んでも、昼食時間に話すわけでもなく、班討議が盛り上がるわけでもない。

そんな乾いた人間関係で、これといって不便を感じない子供が増えた。



………あれ?


そっか…冒頭で紹介したBOSSのCM。

自分のテリトリーを守って、個別に仕事を進めるこれからの働き方のスタイル。


今の子供に、ぴったりやんけ…


やはり時代は、確実に前に進んでいるらしいです。。。。




決定版!学校とは、こう付き合え!

こんにちは。

前日より、何も考えずに学校に電話すると、損する場合もあることについて書いています。

学校にクレームを入れると、確実に損をする。

これを読んでくださってる方は、まさか、先生が自分たちのことを、そんな風にクレーマー扱いしたりはしないだろうと思ってらっしゃいますかね?

我々教員は、保護者に対して徹底的にサービスしないと とても面倒なことになるということをよく知っていますから、口先では、どんなクレーム案件にも気持ちよく寄り添って応答します。

しかし。

しかしですよ。

我々だって、全く普通の感覚を持った、ごく一般的な、ただの人間ですから。

自分勝手で都合良い、理不尽支離滅裂きわまりない罵詈雑言にはついていけません。

思うに、クレームを入れてくる人ってのは、自分の学生時代、先生に甘えていた人なのではないかと。

先生は解ってくれる。

先生は、なんとかしてくれる。

先生を困らせても、多少の暴言を吐いても、最後は先生が甘やかしてくれた、そういう記憶を持つ人がなりやすいのではないかと推測します。

でもね。

もう、いい歳した大人なんですよ、お母さん。

学校の先生に甘えるのは止めましょう。

そうして、自分の子供をもっと冷静に見ましょうよ。

よく見たら、案外、悪いのは自分の子供だったってコト、あるかもしれませんからね。



さて。

そうはいっても、学校に聞きたいことがある。

そういう瞬間はいくつもあります。

そういうとき、どうすればいいのでしょうか?

まず、大切なのは、普段からの心がけです。

学校だからと言って、先生だからと言って、何でも無理が利くと思ったら大間違いです。

例えば懇談会の希望調査。

希望日にただ、「○」だけ付けて、子供に持たせたりしていませんか?

「○日の○時にしてください」とか、要求を押しつけたりしていませんか?

「18時30分以降にしてください。」とか、勤務時間外を平気で書いちゃったりしていませんか?

そういう何気ないところで、実は人間性が出てますよ!!

デキる保護者は必ず一筆入れてきます。

「先生、いつもお世話になります。よろしければ○日にして頂けるとありがたいです。」

とか

「○日の○時~○時がありがたいです。(他の時間でも、合わせます)」

など。

希望時間が書いてあれば、もちろんこちらもそれを最優先で決めていきますから、まあ、別に良いんですけど。

心配りの出来る一言がついているかいないかで、印象はものすごく違います。

それから、参観日後などに行われる学級懇談会。

これも、是非とも参加されることをお勧めします。

別に、これといった話題もないことが多いのですが、やはり、「顔を売る」という行為は大切です。

何かあったときに連絡しても、

「ああ、あのお母さんか。穏やかそうな良いお母さんだったな。」

という印象があれば、教員の構え方や言葉遣いにずいぶん違いが出ます。

いいですか?教員もただの人間ですよ?

先生が分け隔てしないっていうのは幻想です。

大事にされる保護者になるには、保護者の方にもそれなりの対策がいるのです。

努力無くして、実りなし。

この金言は、どんな場面にも適用されるのですから。



電話をかけたい案件があるときは、まず、子供によ~~~~~く話を聞きましょう。

本当に聞いた方が良い案件なのか?

子供の言ってることは本当なのか?

近年、子供のことをのっけから信頼している保護者さんが増えました。

恐ろしい。

恐ろしすぎます。

子供は、自分に都合の良いことしか言いません。

本当は自分が悪くても、自分が悪いようには報告しないものなんです。

だから、子供がなんだかんだ不満を言ってるときはまず、

「おまえが悪かったんじゃないのか?」

「おまえには悪いところはないのか?」

と、きちんと聞くことです。

このスタンスが保護者にあれば、子供は、なんでも他人のせいにすることはできません。

だから、恥ずかしいクレーム電話を入れずに済むというわけです。



それでも学校に聞いてみたいときは、「学校に相談する」という態度を忘れないでください。

最初から、対決姿勢ではいけません。

というか、最後まで、対決してはいけません。

教員の側にも、説明できないことがたくさんあるんです。

それは、子供との約束だったり、相手があれば相手の保護者との約束だったり。子供の発達障害をこちらは把握しているけど、保護者に認識がない場合だったり。

いろんな「場合」が存在するんですが、少なくとも中学では、一つのクラス、一人の生徒を担任一人で見ると言うことはありませんから、一人の教員の偏った見方で、子供がひどい目に遭っている、ということは無いはずです。

普段からの、保護者としての礼儀正しい態度と、何かあったときの相談するという姿勢。

これって結局、人としての資質の問題ですよね。

人付き合いの基本の部分です。

学校の先生相手だからって、好き勝手なこと言って良いわけじゃないんです。



それともう一つ。

忘れてほしくないのは、

教員は味方だ

ということです。

いつも子供のことを考え、一人一人の子が良くなることを願っています。

クレームの電話で教員を痛めつけて、場合によっては謝らせてやろうなんて、

味方だった人を敵にするようなバカな行為です。

人付き合いの基本を怠らず、常に笑顔を以て接する。

これが、教員にかわいがられる保護者になる極意です。

学校にクレームを入れると、確実に損をする。

こんにちは。

学校に対して、腹を立てたり、疑問に思ったことをただしたいと思ったこと、ありますよね?

私も保護者だった頃に、何回かあります。

そのうちのいくつかは、このブログでも紹介しました。

私の出会った個性の強すぎる先生達①

どう考えても、理解しがたいとか、子供の言っていることが要領を得ないとか…いろんな理由で学校に電話をかけるとき。

それは、学校でクレーマー認定されるかもしれない、重大な分かれ目と言える瞬間です。

もずくは中学校の教員です。

ですから、クレームは少ないに越したことは無いと思っています。

しかし、学校の教員を困らせるとか、やりこめるとか、それですっきりするとか、存在意義を確認するとか、自己有用感を強化するとか…

そういうこと以上に、クレームを入れる保護者は、見えないところで

恐ろしいほど損をします。

学校関係者でなければ、なかなかうかがい知れない、校内の恐るべき実態をこれからご説明いたします。

これを読んだら、間違っても学校にクレームを入れてはいけませんよ。



そもそも、クレームって、何でしょう?

われわれ教員が、「クレームだ」と感じるのは、

①疑問に思ったことを保護者が電話で確認する。
②それについて、教員が説明する。
③保護者が納得する。
④納得しないなら、納得する形で話し合い、最終的に合意する。

この一連の話し合いの中で、保護者の言い分が

理不尽だったり支離滅裂だったり

した場合のことを言います。

クレームの具体例については、ここでは書きません。

以前にも書きましたが、クレーム案件についてここで書こうと思えば、15巻の全集になるくらいネタがあります。

びっくりするようなコトばかりです。

普通の方からすれば。

でも、現在進行形すぎて、心が穏やかでないので、書けません。

ネタ帳は握ってますので、そのうち、私が引退したら、面白おかしく書きますわ。

おっと…話がそれてしまいました。

それにしても、保護者さんは、なぜ、学校にクレームを入れてくるのでしょう?

疑問があれば、電話してもいい。学校に直接来てもいい。

でもなんで、とことんまで揉めに揉めて、最後は学校に謝らせようとするのでしょうか????

クレーマーからしたら、きっと、

「これだけ言ってやったら、次からは自分たち家族と自分の子供のことをもう少し丁寧に扱うに違いない。」

こう思われるんでしょう。

いやいや。

大間違いですよ。

クレーマーの子供は、保護者さんが思う以上に大変損をします。

それは事実です。

もちろん、クレームを入れられたからといって、

「こいつ、腹立つから点数引いてやろう。」

ってことは、絶対にありませんよ。

そういうことではなく、

子供に対して、良い意味での緩さの部分がなくなる

と言う意味で、子供の生活が厳重に見張られることになるのです。

例えばテスト。

一度でも、採点の仕方に関して自分勝手で理不尽なクレームを入れちゃうと、その子の答案は必ずコピーに取られます。

我々教員も人間ですから、いろんなミスや、揺れが出ます。

採点に関しても、そういうことはなきにしもあらずなんですが、せいぜい、2、3点程度の点数に関して、どこまでも執拗にごね続け、最終的にこちらに譲らせたりしちゃうと、その後その子の答案は隅から隅まで何回も何回も見られます。

どんな×も、理由を付けられるように見る。緩く○しておしまいにしても良さそうな問題まで、同様に理由をきっちりつけられて×になったりします。

答案を真剣に見ると、結構、緩さのおかげで○にしてるとこあるんですけど、そういう遊びの部分(ブレーキで言うところの遊びのような意味合いです)がなくなっちゃう。

上記はあくまでも、一つの例ですが、学校において、一度でもクレーム認定される電話をかけると、学級編成の時に、保護者欄に×がつきます。

保護者欄?そんな欄があるのでしょうか?

はい、あるんです。

クラス替えは、子供に関する基本データを元に編成するのですが、成績、部活、友人関係、性格、ピアノ、リーダー性などの項目とともに「保護者」という欄があり、協力的な保護者には○、協力的でない保護者には△、クレームを入れる保護者には程度によって×・××・×××などとランク分けされているのです。

三年間、中学を卒業した後も、このクレーマー認定は高校へと引き継がれます。

最近は高校の先生方も、保護者の執拗で容赦ないクレームに辟易されているのでしょうか、学校に入学予定者の様子を訊きに来られるついでに保護者情報を知りたがります。

クレーム案件は詳細なデータになっていますから、あまりにも中学が苦労した場合は、データごとお持ち帰り頂く場合もあります。

中学とは上手くいかなかった。中学の教員は話が全く分からないバカばっかりだった。高校では、気持ちを切り替えてやっていこうと思っても、入った瞬間から、あなたは立派なクレーマー認定者です。

だから、学校にクレームを入れるのは損です!!

小学校だって同じです。

小学校時代のクレームも、中学は全部握っていますから、とにかく、

「先生には、なんでも言いたい放題」

はダメなんです。

じゃあ、何でも学校の言うとおりにしろってのか!?

いえいえ、そういうわけではありません。

次は、学校との実りあるつきあい方について紹介します。




生活をちょっと快適にするもの。

こんにちは。

仕事していると、明日、何着ていこう…ってこと、ありますよね。

一度、家から出たら、着替えに戻るわけにもいかないわけですから、朝のワードローブ選択には頭を悩ませます。

学校というところは、暑かったり寒かったりで、普通のオフィスのような快適さはとうてい望めません。

最近ではクーラーがあるにはありますが、生徒は案外、クーラーが嫌いです。

授業中、教員はぶんぶん腕を振り回して、大立ち回りしていますから、暑いんですよ。

でも、生徒はそれを静観していますから、寒いんです。

子供の座っている高さには結構冷気が溜まり、教員が立っている教室の端っこは暑い。

扇風機は、あるにはあるんですが、空気の攪拌のために回すと、冷気の直接当たる生徒は、ますます寒がるという悪循環。

だから、結局、「外の風がいい」という生徒の声に従って、夏でもクーラーなしってこと、結構あるんですね。



それ以上に辛いのが、冬の寒さ。

教室にはエアコンがありますが、エアコンの位置、お判りですか?

そう、教室の頭上です。

そこから、もわ~っとあったかい空気が吹き出してくるんです。

確かに、近年のエアコンは、なかなか優秀で、あったかい空気をしっかり吐き出してくれるんですよ。

しかし、それが頭を直撃しますから、生徒が気持ち悪がる。



しかも、今度は座っている生徒の位置までなかなか暖かい空気が降りてこず、頭はぼ~っとするほど暑いのに、足は冷え冷えという温度差が生じます。

教員は立っているから暑い。

生徒は座っているから、寒い。

で、結局、温度上げて、扇風機で空気攪拌して、なんとかしのいでる状態。



さらに辛いのは、冬の体育館です。

冬は結構、体育館行事が多いんですよ。

例えば、卒業式。

例えば、職業講話。

例えば、演劇鑑賞会。

例えば、生徒会役員選挙。

その度に、長い時間体育館で過ごします。

卒業式なんざ、当該学年の場合は、めちゃくちゃ練習しますからね。一日の大半は体育館で、呼名したり証書受け渡しの練習したりしてますから。



しかも、いくら寒くても、一日中エアコンを作動させられるわけじゃないんです。エアコンを付けられるのは、午前中の4時間だけ。

昼からは日が差せば暖かいだろうという予測の元に、消すことを義務づけられてるんです!!

そりゃないだろう…と言う日もありますが、何しろ、学校には予算がありません。

光熱費は、学校の予算内から捻出されていますから、これを圧縮しないと、他のものに影響が出ます。だから、結構シビアなんですね。

…前置きが長くなりましたが。

とにかく朝の洋服選びに時間がかかる。

だから前日の夜のうちにちゃんと準備しておきたい。

でも、ハンガーに掛けただけじゃあ、朝着てみて、あれ?バランス悪くない???ってこと、しょっちゅうありますよね。

そうなってからもう一度考え直すの、悲劇です。

時間も無いし、いらいらするし。

だから、前日、ちゃんと着てみる。

めんどくさい。

いちいち、着るの、めんどくさい。

…とうことで、ようやく、タイトルと結びつくのですが。

これ、買っちゃいました♡

トルソー

どうですか?

トルソー!!

この子に着てもらえば、わざわざ私が着る必要ないし!!



ちょっとね…この子、スタイル良すぎて、私が着るとイメージ違うんですが…

今のところ、なかなか役に立ってます(o‘∀‘o)*:◦♪



























懇談会で聞いた話にびっくりするな。

こんにちは。

先日、懇談会で、結果を出す方法について書きました。

懇談会で結果を出す方法。

今日は私が、実際に「結果」を出した話について書きたいと思います。



うちの愚息は現在、私と同じ仕事をしておりまして。

私と同じ大学に通い、私と同じ教科を選択し、私と同じ研究室に所属して、私と同じ自治体の割と近い中学で、似たような仕事をしています。

まあ、それはどうでも良いことなんですが。

こいつが中学の時、残念ながら、私に子供をじっっくり見つめるだけの時間はありませんでした。

なんとなくご飯を食べる息子。

なんとなく勉強をしてる息子。

なんとなく部活をしてる息子。

なんとなく元気に大きくなっていたため、子供はちゃんとやってるもんだと思っていました。



ある懇談会でのこと。

先生に、いろいろと褒めて頂きました。

先生は言いました。

「息子君は、勉強を頑張っていますよ。部活も、頑張っていますよ。友達もたくさんいて、学級ではムードメーカー的な存在ですよ。いつもにぎやかにやってますよ。」

多分、普通の保護者なら、この辺りの言葉にだまされるでしょう。

なんとなく、良い子っぽく聞こえますからね。元気の良い、人気者の男子を想像しませんか?

しかし。

この何気ない言葉の中に、悪い子認定された子供を、盛って表現するときの教員の常套句がいくつか含まれていますよ!!

まず、「頑張ってる」という言葉がくせ者です。

本当に頑張っているなら、もっと具体的な表現が出来そうです。「勉強も部活も頑張ってる」なんて言葉は、翻訳すると

「勉強も部活も、やるにはやってるが、結果に結びついてない」

これに尽きます。

さらにいけないのが、その続き。

「学級のムードメーカー」これ、決して褒め言葉ではないことを覚えておきましょう。

こういう時ってたいてい、「先生の困る」ムードメーカーですから!

極めつけは「いつもにぎやか」

これはもう、授業中だろうが休憩中だろうが、見境無く騒いでると見ました。

先生の言葉を、保護者にも分かる言葉に翻訳するなら、

「勉強も部活も、やるにはやっているが、なかなか はかばかしい結果も出ず、うだつも上がらない。学級では、教員にとって都合の悪い、さわがしい雰囲気を率先して作り、あまり指導にも従わない。さらには授業中の私語が多く、周りを巻き込んで、授業の妨げになることが多い。」

と言うところでしょうか。

普段、私もよく使う言葉ですから、先生に単刀直入に聞いてみました。

もちろん、ケンカしに行ってるわけじゃないんですから、最大限に下手にでなきゃね。

「先生、褒めて頂いてありがとうございます。短い時間ですから、できれば、息子のいけないところを教えて頂けませんか。」

先生はやや、びっくりしていましたが、息子と私を交互に見比べながら、

「大丈夫ですよ。頑張ってます。」とだけ言いました。

懇談後、息子を先に帰らせて先生に聞いてみます。

「先生、本当はどうなんですか?」

すると、出るわ出るわ…中2特有の、バカ丸出し生活の数々が。

なるほど、これだけバカやってりゃ、先生の言葉も、オブラートにくるまざるを得ないわけで。。。。。



しかしですよ。

先生はなぜ、子供の前では、「大丈夫」と言ったんだと思います?

こういう場合って、先生が子供と司法取引してる場合が多いんですよ。

つまり、指導されたときに、その指導にきちんと従って生活を改めさえすれば親には言わないという、ある種の約束です。

だから先生は、子供の前では、細かい指導の内容について言わなかったんですね。

保護者に話す必要のない程度の指導は、学校には掃いて捨てるほどあります。

というか、子供が言わない限り、親には永遠に解らないであろう指導がてんこ盛りです。

親に直接言うような指導というのは、よほどの案件でして。

暴力沙汰や、著しい暴言、いじめ、重大なルール違反…こういったところでしょうか。

教師が、指導はすれども保護者にいちいち連絡をしないのは、理由があります。

何よりも、子供との信頼関係が大事だからです。

指導して、直せたら、特段親に言う必要もありません。

だから、我々は、保護者には言わないで、という子供との約束をよくします。

それを守ることで、子供に貸しを作ったり、人間関係を強化したりすることがあるんですね。


うちの愚息の場合も似たようなもので、指導はされるけれども、そのたびに良くはなっている、と言う状況でした。

担任の先生は、言いました。

「お母さん、今、話したことは内緒ですよ。」

もちろん、内緒です。

学校での出来事は、先生にお任せです。

私が逐一知ったところで、指導に介入できるわけでもないんですから。



でもね。

最近多いんですよ。

「言っちゃダメだよ。」

って教えてあげた、生徒との内緒話。

言っちゃうの、子供に。

ホントにね…最近の保護者さん、大人げないから(´・_・`)


子供に使われる親になるな。

こんにちは。

連日連夜、くそみたいなクレームに猛追されるもずくです。

とにかく現場は、クレームの宝庫です。

語り始めればきりがありません。

クレームネタは多分、15巻くらいの全集が出せるくらい豊富です。

何で書かないかっていうと、書けるほど、心が穏やかではないからです。

どうして日本人は、こうも他人に罵詈雑言を浴びせて平気な人種に成り下がってしまったのでしょうか。

日本人の持ち合わせていた「謙譲の心」とか、「他人に敬意を払う」とか、そういう美徳はどこに行ってしまったのでしょうか。

少なくとも、学校現場(ただし公立)において、そういった日本の美徳は死滅しました。

どの保護者も一様に大学を卒業し、学区によっては、かなり高収入の保護者ばかりの場合もある。もはや誰一人、薄給教師を尊敬などしない時代。

学校は、ただのストレスのはけ口のように利用され、勝手な無理難題の墓場のような様相を呈しています。

まあ、今日は書きません。

そんな気分じゃなないんです。なにしろ、連日連夜ですから。

でもね。

ひとつだけ、言わせていただきたい。

学校の方針に疑問があれば、学校に連絡してもいい。

でもね、子供に使われたらダメですよ、お母さん!!

本当にね、これだけは言わせてください。

子供って、保護者さんが思うほど、純粋でも、良い子でもないんですよ。

中学生にもなれば、一日のうちで親御さんが子供と過ごす時間なんてたかだか12時間程度じゃないですか?

今どきの多忙な中学生ともなれば、もっと短い時間しか、親と一緒に家にはいないかもしれません。

家にいると言ったって、風呂にも入れば自室にいることもあるでしょう。結局子供と過ごしてる実質的な時間なんて、実はすごく少ないはずなんです。

保護者さんは、自分が一番子供のことを解ってるって思ってるんでしょ?

いやいや、それは違います。

子供は24時間のうちの半分以上を、親ではない、もっと刺激的な存在とともに過ごし、はかりしれないほど多くの経験をそこからしています。

お母さんが知ってる小さくて可愛い、守るべき存在の我が子はもういない。

どうしてそのことに気づいてくれないのでしょうか。

子供に使われる親。

多いです。

実に多い。

最近あった実例を一つ、引用いたしましょう。



いつも、数学の宿題を忘れてくる生徒がいます。

忘れてくるというより、宿題の存在をバカにしたような態度です。

勉強はそこそこ程度の生徒ですが、学習塾に通っているらしく、今学校で習っているくらいのことは習熟済みのようです。

その授業では、毎回宿題を提出することになっており、全員提出が出来ないと、授業評価でAをもらうことが出来ません。

ですから、力のない生徒も懸命に宿題に取り組み、毎回、全員提出を目指して頑張っているわけです。

ところが、その生徒が、やってこない。

学力からしても、出来ないわけ無いのですから、教師もその都度指導します。

そのたびに、

「はいはい、次はやってくりゃ良いんでしょ(薄笑)」

こんな感じ。

去り際には、

「っち、マジ、うっせ~~(薄笑)」

的な。

典型的な、ダメンズ(学校的見解)です。

ある日、あまりにもなめた態度と、積み重なった未提出の数に、数学の教師が叱責しました。

すると、その日の夕方、早速の猛クレームです。

「子供が、先生に理不尽にしかられたと言っている。宿題を忘れたのは自分だけではないのに(その日は確かにその子だけではなかった)、うちの子だけがしかられた。しかり方も、とても屈辱的で、精神的に苦痛を受けた。明日から学校に行きたくないと言っている。どうしてくれるのか。」

まあ、こんな感じです。

学校としては、ここまでの経緯と、その子のこれまでの狼藉の数々をやんわりと説明します。

が、すごいのはここからで。

本当の話なんですが。

そこは無視。

「そうはいっても、うちの子が傷ついたのは事実なんですよ。」

この感覚。

すごい。

すごすぎる。

どうやったら、自分の子だけ宿題を無視し、学級の子供達の誠意ある行動を笑い飛ばし、教師に対してなめた態度をとり続け、「うっせ~」とか言ったりしたコトを無かったことに出来るのか。

電話ではらちがあかないため、学校にお越し頂く。

子供も同行しているが、学校で見せる態度とは180度別人。

うっすらと目元を赤くして、母親に守ってもらうか弱い子供を演じている。

指導の経緯をいくら話しても聞き入れてはくださらないお母様。

学校の指導が悪いの一点張りで、うちの息子の傷ついた心をどうしてくれると、校長教頭に息巻いている。

このクレームは、3日間くらい続き、その間、本当に子供が学校には来なくなったため、仕方なく数学の教師が謝ることで一件落着しました。

子供は、まんまと、親を使って、教師に謝らせることに成功したわけです。

一昔前の親なら、子供がそんなこと訴えてこようものなら、頭の一つも張り手して、

「悪いのはおまえだろ。」

で、終わりです。

今の親は、平気で事実の斜め上を行くクレームを入れてきますから、もはや世も末です。

ここで親とケンカしても、いいことにならないのはこちらも承知ですから、こちらが折れる。

親子は

「学校の先生に勝った!」

と、変な勘違いを強化していく。

学校では、こんな事態が日常茶飯に起きています。



信じられない、と思ったあなた。

その感覚は正常です。

ただし今では少数派です。














決定版!懇談会で「結果を出す」方法。

こんにちは。

お子さんのいるご家庭なら、避けては通れないのが学校で行われる懇談会ですよね。

きっと、一人の子供につき、年に最低でも2回は、学校に足を運んでいらっしゃるのではないでしょうか。

一般の保護者さんは、懇談会に、一体何を求めて行かれるのでしょうか?

成績をもらいに?

普段の子供の様子を訊きに?

そうですね。懇談会は、普段はなかなかゆっくり話す機会のない学校の先生と、面と向かって話せる貴重な機会ととらえてくださっている保護者さんが多いように思います。

では、どういう言葉を教員からもらうと、うれしいものなんでしょうか?

きっと、

「学校ではよくがんばっていますよ。」

「部活動にも熱心に参加していますよ。」

「授業中は、集中して学習していますよ。」

「テストでも、点数が取れるようになってきていますよ。」

「友達と、仲良くしていますよ。」

こんな言葉じゃないでしょうか?

そして、これらの褒め言葉を、シャワーのようにたくさん浴びせてくれる先生が担任になると

「あの先生は子供のことを解ってくれる。」

とか、

「あの先生は、なかなか良い先生だ。」

とか、言っちゃったりしてるんじゃないでしょうか。


…あのですね。

そんなことでは永遠に、懇談会で「結果を出す」保護者にはなれません。

懇談会で子供を褒められて、喜んでいるうちは、ただの保護者です。(まあみんな、ただの保護者なんですが。)

結果を出す「プロの」保護者は、懇談会で、先生の褒め言葉はスルーします。

なぜなら、

先生はどの子も同じくらい褒めている

と言うことをよく知っているからです。

正直に言いましょう。教員の本音をよく聞いてください。

懇談会で、保護者と会うのが仕事の教員は、褒め言葉を百万通りくらい準備しています。

そして、はっきりいって、あることないこと褒めまくります。

うそ!?

と思うかもしれませんが、本当です。結構、嘘もついちゃいます。

心にもない褒め言葉を山ほど吐くのです。

なぜかって?

そりゃ、保護者は顧客だからです。

残念ながら、今はもう、かつてのような先生に対する畏敬の念や聖職者という認識は保護者の中に皆無ですから、正直言って、何言っても無駄です。

嫌な思いするくらいなら、子供の本当の姿は封印して、保護者さんの見たがっている子供のまぼろしを見せてあげるコトなんざ、我々教員には、お茶の子さいさいなんです。

だから、懇談会で褒められたら、先生には舐められてるのかもしれない。

…どうしたいですか?

それでもやはり、先生の褒め言葉が聞きたいですか?


もしも、本当に子供を良い方向に成長させたいと思っているなら、こう言うと良いですよ。

「先生、褒め言葉は結構ですから、この子の本当にいけないところだけ教えてください。」って。

その言葉を聞くと、教員は

「お?この保護者さんは、子供の本当の姿が知りたいんだな?子供のことをちゃんと考えてるんだな。」

って、思います。

そして、少しずつ、本当のところを教えてくれると思います。

たかだか15分。

保護者さんだって、良い思いしたいと思って来る方がほとんどですから、こっちもそれに応えてあげたい。

でも、本来の懇談会の在り方ってそういうものじゃないはずですよね。

連日連夜、鼻血がでるような くそクレームに辟易しきった現代の教員に、口を割らせるためには、保護者の側にも工夫が必要です。

15分間という短い懇談時間を、嘘っぱちの褒め言葉で無駄にするか、耳の痛い言葉で実り多きものにするか。

どちらを選ぶかで、保護者の資質が問われるのです。

でもね。

…間違っても、自分が聞いておきながら

「先生、そりゃあんまりでしょ!?」

とか言っちゃ、いけませんよ。












提出物は5時まで。

こんにちは。

全くブログにさわれなくなってはや一週間。

ブログを辞めるか、仕事を辞めるか、ちょっと夫の気持ちが分かるような、一週間でした。(ちょっと大げさ。)

にしても、ホントに忙しい。

土日にちょっと書き溜めて、平日はみなさまと交流するような、そんな時間の余裕も心の余裕もありません。

なにしろ、時はまさに前期終了間際。

成績を付けたり、生徒の評価を文章表記したり、普通に忙しいわけですわ。

我が校では、生徒の提出物の最終提出期限が決まっており、生徒がいつまでもダラダラ提出し続けたり、出さない生徒を教員が執拗に追っかけ回したりするような、不毛な戦いはありません。

朝も早よから、正門に教務主任が立ち、小型のメガホンで

「提出物は本日5時まで!ていしゅつぶつは、ほんじつ5時まで~~~~!!」

と、叫んでおります。

その姿は、さながら、衆院選挙を無所属で戦う、元民進党の議員のよう。

その横を、生徒がチラとも見ずに通り過ぎる姿まで、生き写し感満載。

午後5時が迫ると、職員室前は、戦場と化します。

もはや、教室でやるような余裕のない生徒で、廊下の前は溢れかえり、校長室前まで生徒がぎっしり。

みな、提出物を提出しに来ているのではなく、廊下にしゃがんでやっているのです。

やるったって、悠長に一問一問解いてるような暇はないわけですから、いろんな方法でこの難局を乗り切る生徒の姿。

あるものは答えを写し、あるものは友達の問題集を写す。

写す能力もない生徒のために、そっと教員用の答え入り問題集を手渡す教師もいます。

美術の鑑賞シートを10枚も書かなければならない生徒は、友人をかき集めて、一人ずつにゴッホやピカソの作品の感想を言わせています。

自分はそれを必死で書き取るという荒技。

この混沌とした世界。

しばし、ああ前期が終わるんだなあと言う感慨に耽ります。

こういうとき、職員室にいるかいないかで、心根の優しい教員かそうでないかは一目瞭然。

何しろ生徒は、ひっきりなしにやってきますから、誰かが提出物を受け取ってやらなければなりません。

私が子供の頃は、職員室なんて入り放題の生徒の遊び場でしたが、今は入り口でシャットアウトの時代です。

わざわざ提出物を受け取りに行かなければなりません。

しかもめんどくさいことに、後から提出する提出物には、後日提出を証明する書類を添付せねばならない上に、その提出物を代わりに預かった教員は、その書類に預かり時間と自分のサインを明記しなければならないのです。

誰なんだろう…こんな馬鹿くさいシステムを考え出した奴は…。

みんな思ってるけど、学校というところは無理と無駄で成り立っているところですから、文句言っても仕方ないんです。

放課後、職員室の中には、にわか宅配業者が現れます。

すなわち、心優しい教員が、遅れた提出物を、当該教員の机まで、せっせと運んでくれるんです。

これ、ホントに面倒で。

もずく?

もちろん、普段は行きもしない部活にチラッと顔を出したり、教室整備したり。

職員室になんか、いるわきゃありません。

あたしゃ、ブラックな教員なんです。

午後5時が迫ると、またもや教務主任の選挙演説が始まります。

「まもなく5時、まもなく~~5時ぃぃぃぃぃ~~~~!」

そんなことは言われなくても分かってると思うんですけど。

教務主任って、それが仕事ですから、くだらんですな。

午後5時。

荘厳に閉められる職員室の扉。

間に合わなかった生徒達の無念の姿。

そうか、落ち武者ってきっと、こんな顔してたんだ…少し、壇ノ浦での平家の姿と被る。



提出物最終期限日には、中島みゆきの「世情」がとてもよく似合う。

これ、お判りの方は、50代以上ですね、きっと(笑)


プロフィール

もずくねえさん

Author:もずくねえさん
地方の中学校で教師をしています。平生は決して表にさらすことのない、本音の熱い部分を、お届けします。(真面目バーション)

要するに、普段、柄でもない先生ヅラしているせいでたまりにたまってるストレスの解消のため、精神の安寧のため、ここに好きなこと書かせてください的な。(本音)

あ~、清少納言の気持ち、わかるわ~納言ちゃんもたまってたんだろうな~

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